呼吸器内科

  • 新型コロナウィルス、インフルエンザ、肺炎などの感染症、気管支喘息、咳喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症などのアレルギー疾患、慢性気管支炎、COPD(肺気腫)の診断と治療を行います。
  • 肺疾患診断のための胸部CT検査を積極的に行います。
  • 肺がんに対して地域の中核病院と協力して治療にあたります。

呼吸器疾患~気管支喘息・咳喘息・COPD・自然気胸・肺がんなど~

呼吸器の病気では、せき、たん、呼吸困難(息切れ)、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒュー)、胸の痛みなどの症状がよくみられます。これらの症状は、いろいろな病気で共通してあります。せきは、かぜ症候群、慢性気管支炎、気管支喘息、肺がんなどほとんどの呼吸器の病気でみられます。診断には、症状の他に、レントゲン、CT、たんや血液検査が必要になります。呼吸器の症状が少し長く続く時は、私どもにご相談下さい。

気管支喘息(きかんしぜんそく)

アレルギーが基礎になっておきるものです。喘息の発作は、気管支でアレルギー反応がおきて、気管支の筋肉をれん縮させ、気管支の粘膜がむくみ、たんの量が増えます。その結果、気管支は狭くなり、空気が通りにくくなり呼吸が苦しくなります。その強い状態が喘息発作です。喘息発作では、就寝時や夜中から朝方にかけて、せき、喘鳴、呼吸困難が現れます。喘息は、子供から成人、70才過ぎてからも初めて出てくることがあります。 喘息の治療は、原因となるアレルギー抗原を遠ざけ、アレルギー反応を抑える吸入ステロイド薬を中心にした治療が行われています。最近では吸入ステロイド(ICS)と気管支拡張作用のある長時間作用型のβ2刺激薬(LABA)の合剤(ICS+LABA:シムビコート・レルベア・フルティフォーム)が中等症以上にも有効であることが示され喘息のコントロールが格段に向上しています。治療の目標は、発作が無いようにするだけでなく、ずっとよくして肺機能を正常とし、普通の生活が送れるようにすることです。   また、喘息のような喘鳴(ゼイゼイ・ヒューヒュー)がなく頑固な咳が長期にわたって(1か月以上)持続する場合もあります。これは咳喘息といって通常の咳止めでは効果がありません。また長引くと喘息へ移行する場合もあります。喘息と同様に吸入ステロイドが有効になります。長引く咳を自覚した場合はどうぞ当院へ御相談下さい。

慢性閉塞性肺疾患(COPD)

中高年の男性に多い病気です。タバコが主な原因です。タバコによって、肺の組織が破壊される肺気腫というものと、気管支に炎症を起こし、たんが多くなる慢性気管支炎とを併せてCOPDといいます。せき、呼吸困難、たんなどが主な症状です。レントゲン検査やCT検査が必要です。治療の第一は禁煙です。禁煙には禁煙補助薬を使うことも1つです。息切れや呼吸困難に対しては気管支拡張作用を持った吸入薬(長時間作用型抗コリン薬LAMA、長時間作用型β2刺激薬LABA)を使います。当院ではLAMAであるスピリーバ(日本ベーリンガー)を使用しています。最近ではこの二つ(LAMAとLABA)の合剤(ウルティブロ、ノバルティスファーマ株式会社)も発売されCOPDの症状のコントロールが格段に良くなりました。また、咳・痰の多いタイプのCOPDSには喘息でも用いるステロイド+気管支拡張薬(ICS+LABA)の吸入薬が有効です。呼吸困難が進行し血液中の酸素が低くなってくると、酸素吸入を自宅で行うこともできます-在宅酸素療法といいます。家に閉じこもりきりにならないで、外出・散歩など行い、無理のない範囲で体に刺激を与えることも大切です(リハビリテーション)。

間質性肺炎・肺線維症

肺組織に線維化(線維成分が多くなる)がおこり、肺が硬くなるため、伸びにくくなり、酸素の取り入れが障害される病気です。一番の症状は、呼吸困難とせきです。原因は不明のものが大半ですが、肺の組織を取って調べ、治療薬に反応するタイプかを確認してから治療を始めます。

自然気胸

肺の表面から『ブラ』『ブレブ』と呼ばれる泡状ないし風船状の袋が出来て(肺のう胞)、これがパンクして空気が漏れて肺が縮むのが自然気胸です。長身で痩せ型、10代~20代前半の男性になりやすく、急に起こる胸の痛み、呼吸困難、乾いた咳が主な症状です。レントゲン検査での気胸の程度と自覚症状の程度に応じて治療方針(自宅安静・胸腔ドレナージ・手術)を決めます。

肺がん 

現在、がんの中で一番死亡率の高いものです。タバコが大きな原因です。症状がなかなか現れにくいので、診断がおくれて根治的な治療ができにくいことが問題です。胸部の検診は毎年受けておくべきでしょう。治療は、可能なものは外科手術を行います。がん化学療法、放射線療法が中心です。タバコは肺癌の最大の危険因子です、禁煙して数年たてば肺癌のリスクが少しづつ低下してきます。周りの人もタバコの影響を受けます(受動喫煙)。 

淀縄医院では、呼吸器疾患を積極的に診療しています。
また、胸部ヘリカルCTは電話・インターネットでも予約できます。お問い合わせフォームをどうぞご利用下さい。

当院は土浦市で呼吸器疾患を診療する施設として紹介されています。
▶ 病院なび




スギ花粉症に対する舌下免疫療法

舌下免疫療法とは?

アレルゲンを含む治療薬を舌の下に滴下し、2分間保持することで、アレルギー症状を治療するアレルゲン免疫療法*のひとつです。

*減感作療法とも呼ばれ、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与することで、からだをアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。

アレルゲン免疫療法の特徴

アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる可能性のある治療法です。
アレルゲンを投与することから、アレルギー反応がおこる可能性があり、まれに重篤な症状が発現する可能性があります。治療は長期間(3~5年)かかります。すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。

  • シダトレンについて
    シダトレン(鳥居薬品)は、スギ花粉症に対する舌下投与のアレルゲン免疫療法薬です。検査でスギ花粉症と診断された成人および12歳以上の小児の患者さんが治療を受けることができます。アレルギー治療薬とは違い、服用してすぐに効果がでるお薬ではありません。花粉症の症状を問わず、スギ花粉が飛散していない時期も含め毎日服用します。
  • シダトレンによる治療が受けられない方
    花粉症の原因がスギ花粉ではない方 このお薬でショックをおこしたことのある方 重い気管支喘息の方 悪性腫瘍(がん)や免疫系の病気がある方
  • シダトレンで期待できる効果
    くしゃみ、鼻水、鼻づまりの改善 涙目、目のかゆみの改善 アレルギ治療薬の減量 QOL(生活の質)の改善
  • シダトレンの副作用
    重大な副作用
    ショック、アナフィラキシー:急性の過敏反応により薬剤投与30分以内で、蕁麻疹などの皮膚症状や、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状、突然のショック症状(蒼白、意識の混濁)などがみられる。
    【皮膚の症状】
    じんましん、かゆみ、皮膚が赤くなる、粘膜の症状、くちびる、舌、口の中が腫れる、まぶたが腫れる
    【呼吸器系の症状】
    息切れ、せき、呼吸音がゼーゼー、ヒューヒューする、あるいは血圧の低下、倒れる、失禁する
    【主な副作用】
    口内炎、舌の下の腫れ、口の中の腫れなど 喉のかゆみ、耳のかゆみ、頭痛など 

治療のスケジュール

初診時にスギやその他のアレルゲンに対する過敏性検査(血液検査)を行います(初回診察日には基本的にはシダトレンの処方は行いません)。スギ花粉症であることが確認できたら、シダトレンを2週間かけて徐々に増量し、その後は一定量を長期間服用します。初日は医療機関で服用し、2日目からは自宅で服用します。

服用方法

初診時にスギやその他のアレルゲンに対する過敏性検査(血液検査)を行います(初回診察日には基本的にはシダトレンの処方は行いません)。スギ花粉症であることが確認できたら、シダトレンを2週間かけて徐々に増量し、その後は一定量を長期間服用します。初日は医療機関で服用し、2日目からは自宅で服用します。

治療を受ける前の心構え

  • スギ花粉が飛散していない時期も含め、長期間の治療を受けらる
  • シダトレンの服用(舌の下に2分間保持)を毎日継続できる
  • 少なくとも1ヶ月に1度受診することができる
  • すべての患者さんに効果を示すわけではないことが理解できる
  • 効果があって終了した場合でも、その後効果が弱くなる可能性あることが理解できる
  • アナフィラキシーなどの副作用がおこるおそれがあることが理解でき、副作用がおきた時の対応が理解できる

当院はスギ花粉症に対する舌下免疫療法相談施設として紹介されています
http://www.torii-alg.jp/mapsearch/

当院では従来より行われてきたスギ花粉、ハウスダストに対する皮下免疫療法にも対応しています。
皮下免疫療法を御希望の患者様も遠慮なく御相談下さい。 




ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法

2014年、はじめて スギ花粉症に対する舌下免疫療法が保険適応となりましたが(詳しくは本ホームページを参照下さい)、2015年にダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する舌下投与の減感作療法(アレルゲン免疫療法)が保険適応となり、ミティキュア舌下錠(鳥居薬品)が発売となりました。

ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎とは?

室内塵ダニアレルギー性鼻炎は、室内塵ダニに対するアレルギーが原因となって、くしゃみ、鼻漏、鼻閉、掻痒感などの鼻症状が発現する疾患です。塵ダニにはヤケヒョウダニとコナヒョウダニの2種類があり、屋内にはどちらのダニも多く存在します。ハウスダストも98%以上がこれらのダニであり、ハウスダストとダニはほぼ同じと考えられます。

アレルゲン免疫療法とは?

減感作療法とも呼ばれ、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与していくことで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。アレルゲン免疫療法の特徴は

  • アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえたりする可能性のある治療法です。
  • アレルゲンを投与することから、アレルギー反応がおこる可能性があり、まれに重篤な症状が発現する可能性があります。
  • 治療は長期間(3~5年)かかります。
  • すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。

舌下免疫療法とは?

アレルゲンを含む治療薬を舌の下で数分間保持することでアレルギー疾患を治療するアレルゲン免疫療法のひとつです。

ミティキュア舌下錠について

ミティキュアは、ダニを原因とするアレルギー性鼻炎に対する舌下投与のアレルゲン免疫療法です。

ミティキュアによる治療が受けられない方

次のような方は、ミティキュアによる治療をうけることができません。

  • アレルギー性鼻炎の原因がダニではない方
  • このお薬でショックをおこしたことのある方
  • 重い気管支喘息の方

ミティキュアの副作用

主な副作用

  • 口の中の浮腫、かゆみ、不快感、異常感
  • 喉の刺激感、不快感
  • 耳のかゆみなど

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー

治療のスケジュール

ダニアレルギー性鼻炎であることが確認できたら、最初の1週間は3300JAU錠を、2周目以降は10000JAU錠を1日1回1錠服用します。
初回は医療機関で服用し、2日目からは自宅で服用します。

服用方法

1日1回、ミティキュアを舌の下に置き、1分間保持した後、飲み込みます。
その後5分間は、うがい・飲食を控えます。

ダニアレルゲンの回避方法

治療以外でも以下の方法を参考にして室内や寝具のダニの除去・回避を実施しましょう。

当院はダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法相談施設として紹介されています。
▶ ダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法相談施設




禁煙外来

禁煙外来とは?

淀縄医院では平成31年1月から禁煙外来を開始いたしました。喫煙習慣を止めたいと考えている方を対象とした専門的な治療を行います。禁煙治療では、患者様の喫煙歴をしっかり把握したうえで、禁煙補助薬を処方します。そして経過を観察しながら、生活指導を含めたアドバイスも適宜いたします。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。

健康保険が適用されます。

当院の禁煙外来は健康保険が適用されます。ただ、治療を受けるには一定の要件があり、初回の診察で医師が確認します。その結果、要件を満たさないと判断されたとしても「自由診療」で禁煙治療を受けることは可能です。

健康保険で禁煙治療を受けられる方は以下の通りです。

  • ニコチン依存症を診断するテスト(TDS:Tobacco Dependence Screener)で合計5点以上
  • 35歳以上の方でブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上(例えば、25歳から1日15本喫煙している45歳の人なら、15(本)×20(年)=300であり、対象となります)
  • すぐに禁煙したいと考えていること
  • 医師から受けた禁煙治療の説明に同意し、説明内容に納得された時は、文書で同意(サイン等)すること

※過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年が経過しないうちは「自由診療」となります。

ニコチン依存症を判定するテストTDS(Tobacco Dependence Screener)

(はい:1点、いいえ:0点)

  1. 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
  2. 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
  3. 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
  4. 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
    (イライラ・眠気・神経質・胃のむかつき ・落ち着かない・脈が遅い・集中しにくい・手のふるえ・ゆううつ・食欲または体重増加・頭痛)
  5. 上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
  6. 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
  7. タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
  8. タバコのために自分に精神的問題(神経質になったり、不安や抑うつなどの症状)が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか。
  9. 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
  10. タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。

禁煙補助薬「チャンピックス(飲み薬)」

当院では禁煙補助薬として、「ニコチン切れ症状」(イライラ感や焦燥感など)を軽減するほか、タバコをおいし 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 く感じにくくする「チャンピックス」という飲み薬を処方しています。 禁煙開始予定日の1週間前から服用を開始します(1日2回食後)。飲み始めの1週間はタバコを吸いながら服用し、8日目に禁煙を始めます(タバコを自然に吸わなくなったような場合は、8日目を待たず、早めに禁煙に入ります)。治療は、12週間の禁煙スケジュールで5回来院していただき診察を行います。途中で服用をやめたりせず、医師の指示どおりに服用を続けてください。

費用について

禁煙治療(自己負担3割として)は、目安としては8~12週間で13,000~20,000円程度です。1日1箱喫煙する方なら、8~12週間分のタバコ代よりも、保険診療で禁煙治療を受けた場合の自己負担額のほうが安くなる計算になります(詳しくはお問い合わせください)。




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医療機関名
医療法人社団関城会 淀縄医院
院長
淀縄 武史
副院長
淀縄 聡
診療科目
外科・内科・消化器内科
乳腺外科・肛門外科
脳神経外科・呼吸器内科
所在地
〒300-0038
茨城県土浦市大町11-34
電話番号
029-822-5615